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ママの涙。


いつもと違う服を着て、
いつもと違う面持ちで、
出かけていく私を、
おとなしく、見送ってくれたこてつん。


IMG_290109_1.jpg



長年、私の職場の病院に勤務され、
母の主治医でもあった乳腺外科の先生が
闘病生活を終え、旅立たれた。

お別れの会に、行ってきました。

母の乳がん手術もしていただきました。
ずっと、向き合っていただきました。

とても患者さん思いで、
検査結果の説明も、素人にもわかるように
丁寧に説明してくださる。

母の結果がでれば、
呼びつけてくれれば、すぐに出向くのに
自ら飛んできて、お話してくれる。
そんな、先生。

抗がん剤が合わなくて、
ものすごく体調不良になった母を
外来に担ぎ込んだとき、
外来担当日ではなかったのに、
あわてて飛んできてくれた、先生。

とても熱心で、
定年後も、非常勤で外来を続けてくれた先生。

退職する日。
「こんな形で申し訳ないけど。」
と、電話をくれた先生。

『手術ができないのならば、外科医でいなくてもいいよね。』
と言って、お知り合いの病院を手伝うと、退職された。

「お元気で。」
とあいさつを交わした、数か月後、
末期のすい臓がんであることが判明した。

すでに、手術は不可能な状態。
ご本人も、長年外科医だったし、
もろもろの結果を見れば、
ご自身の命に、期限が告げられるのも
すぐに分かったことだろうと思う。

延命措置は希望されず、
緩和ケアのみで、過ごされた。


棺の中の先生は
とってもとっても小さくなってしまっていたけれど
穏やかなお顔をされていた。

痛みや、苦しみから解放されて
楽になれただろうか。
それとも、これから新たな世界で
また外科医として働くことを楽しみにしているのだろうか。


家族葬。
お通夜も葬儀もしない。
お見送りの会のみ。
最初は誰も呼ばないつもりだったみたいだけれど、
奥様が、「やっぱり、淋しいから。」と
連絡を入れて下さったらしい。
「来ていただける方がいらしたら…。」と。

とっても多くの人が集まった。

そういう先生です。

おうちで、職場の話をされるのでしょう。
検査で病院にきた奥様に、ご挨拶すると、
私の名前も、ご存知でした。

お別れの会で
奥様にご挨拶するときは、
涙でうまく声が出ませんでした。
お互い、号泣。
やっとの思いで、横にいる母を紹介したら
「そうでした。お母様も手術されてるんですよね。」と。

個人情報うんぬんを言ってしまえば、
話してはいけないことなのでしょうが、
一緒に仕事をしている仲間の事を
奥様に語って聞かせる、そんな先生。

大好きでした。

生涯、現役。
ずっと、医者として走り続けた先生。

すこし、休養を。
と言っても、きっとあちらの世界でも
走り続けることでしょう。



私は普段、切り花を飾らない。
枯れてしまうのが、嫌だから。

でも、出棺の際
「持って行って。」という奥様のお言葉を
断ることは、できなかった。


IMG_290109_2.jpg


玄関に飾りました。



先生。
大変お世話になりました。
まだまだ非力で頼りない私ではありますが
あちらの世界から「こら!」と言われないよう、
努力していきたいと思います。
お疲れ様でした。
ちょっとくらいは、休んでくださいネ。




<本日、コメ欄閉じます。すいません。>




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